91Days最終回見た。余りにも強烈的な現実があったからこそ、ラストを叙情的な海で締めるのがちょっとドヤ顔が見える感もあるけども良い終わり方。マフィアの抗争も、仇討ちも、広い海からすると瑣末なことでしかない。海を見たことがない二人だからこその狭い視野の話。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年10月1日
そう考えると「すべてはむだごと」という言葉の重さを思ったりもするのだけど、それでもラストでネロがアヴィリオを撃ったのは、ファミリーもそうだけど自身の過去との決着でもありました。波に消される足跡は過去への訣別とも見て取れて寓意的。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年10月1日
そういう意味でもやはり今回は最後の砂浜、そして海の演出が効いていて、波の描き方がとても良かったです。海についてリアルに寄り過ぎない作画がネロとアヴィリオをある種幻想的に包み込み、余韻を持たせるものになっておりました。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年10月1日
全体を通してですが、アヴィリオの復讐劇を通して数奇な運命を辿った人々の物語を描いた作品で、ネロ以外は基本的には皆死んでいくのだけど、その結果待ち受ける無常観というものを残したのは、カタルシスはないけども心を打つものがありました。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年10月1日
勿論マフィア同士の抗争を描く作品だから人死には当たり前だし、復讐なんてやっても結局は何も残らないというのはお約束の展開なので意外性はない。でもそこに余韻を持たせるための海という舞台装置を作ったことがこの作品の締めとしては相応しいものになっていて満足。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年10月1日
登場するキャラクターも個性的な面々も多くて、ちょっとカリカチュアライズされ過ぎな感もあったけど、地味な復讐劇に華を添えるものがありました。そういう意味では物語とキャラとでのバランス感覚も優れていたと思います。作画も基本的に丁寧でした。取り敢えずはスタッフの皆様お疲れ様でした。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年10月1日