3月のライオン見た。今回は零の絶叫が物語のカタルシスにもなるのだけど、そこに至るまでの物語の構成も見事だし、演出も素晴らしい。冒頭物語に波風を立てる姉の発言、最後のクリスマスプレゼントを持っている安井、手心を加えることなく簡単に倒す零、逆ギレする安井、モヤモヤを発散する零。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年12月17日
上手いのは鳥のインサートで、鳥というものは空を飛ぶ自由な生き物。零は地べたを這いずり回って泥水を啜ってでも勝利を目指す棋士という生き物。いわば零と鳥は対比的に描かれている訳で、だから彼が自分の気持ちを発露するシーンが更に印象的にもなるのです。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年12月17日
対局時の音楽と仕種だけで展開が進むのも演出的に効いていて、この淡々と描きつつされど心情の揺らぎも映像として表現すること自体の野心さもあるのだけど、それを感想戦という形でリフレインすることで安井の敗北、零の勝利を更に印象づけさせる。安井は弱者。その現実をいやが上にも認識させる。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年12月17日
毎日アニメを見ている生活だけど、こういうハッとさせられる回があるからこの生活を辞められない。それほどまでに衝撃的な回ではありました。やっぱり今作は凄いと改めて。良いものを見ました。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年12月17日