ツルネ最終回見た。風舞対桐先決勝戦。決勝戦前は必要最小限なドラマを作り、決勝戦最中は客観的な描写と湊のモノローグで焦点を絞る。外野の台詞も必要最低限なので展開がダレません。他の作品であれば他キャラのモノローグを入れたいところでしょうけど、敢えて入れない勇気。これこそアニメの演出。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2019年1月21日
こういう作劇が出来るのも湊の気持ちと風舞の他の4人がシンクロしているから、とも言えるのでしょう。ドラマとしても演出としても湊と愁の直接対決に持っていくのも面白いですし、愁の湊への執着を静弥との関係でサラッと見せる方法論も気持ちいい。完璧超人だった愁が失敗するのも納得でした。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2019年1月21日
上手いのはそんな執着をして失敗した愁の表情の描き方。敗北したから悔しいのかと思いきや、憑き物が落ちたかのような清々しい表情。湊が戻ってきたことの嬉しさと自身の気がかりが漸くなくなったというもの。また一度負けたことで肩から重荷がなくなったということもあるかも。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2019年1月21日
こうした一つの作画の丁寧さによって、物語に説得力を持たせる。そこが何故京アニが凄いのか、ということでもあるのでしょう。エピローグも良い静寂感。そしてあの弦音を聞いたのは滝川も湊も一緒だったというのは良いオチでした。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2019年1月21日
物語としては半年程度ぐらいの時間を扱ったものなんだけど、基本的には友情劇として纏まった佳作でした。滝川の話はもっと掘り下げても良かった気はするけども、尺の問題はどうしてもあるか。それでも丁寧な作劇は揺らいでおらず、満足度の高い作品でした。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2019年1月21日
高校生活の一場面を描く作品で、そんなに派手な作風でもなかったから地味ではあったと思うけども、誠意のある絵作りは素晴らしかったです。正直物語としてはやり切った気はするのでここで終わるのがちょうど良いかな。取り敢えずはスタッフの皆様本当にお疲れ様でした!
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2019年1月21日