平家物語最終回見た。壇ノ浦の戦い。平家滅亡。やはり安徳帝入水は涙なしには見られない。そして助けられる徳子。我が子の死を見た上で生き残ることの辛さ。だが、彼女を助ける意思はあった。それをびわが見ていた。彼女が重盛の目を持った意味がここで生きる。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年3月24日
そして彼女を助けたことで、その重盛の目が失われるというのも彼の本願成就ということだったのだろう。平家の人々を語り継ぐびわ、弔う徳子。彼女の死を平家物語の冒頭と最後とを同じシーンに納める演出は、人間の輪廻をも思わせるもの。平家を滅ぼした義経も頼朝に討たれるのだ、諸行無常である。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年3月24日
架空の人物であるびわを登場させることでどうなるのだろう?と思ったのですが、物語の成立として平家の絶頂期と衰退を語り継いだ者がいる、という前提に立てば納得のいくキャラクターでした。主観的であり、客観的であるという難しい立ち位置ではあったけども、そのバランス感覚も見事でした。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年3月24日
最後資盛らしき人が出るのですが、どうやら落人伝説があるようですね。むしろこれは資盛だけではなく、各地に伝わる落人伝説の象徴と見るべきなのかもしれません。それはともかくとしても、平家の人達が魅力的であればあるほど、その結末の無残さに思いを馳せる毎回でした。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年3月24日
また、その劇的な物語を描くための作画や演出は丁寧でありつつ、また大胆でもありつつとアニメの醍醐味を詰め込んだものになっていたのも良かったです。こういう作品があるからアニメを見るのが辞められないのだと改めて。スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした!
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年3月24日