ダンス・ダンス・ダンスール見た。都から語られる流鶯の過去。と同時に流鶯にとっての救いが都であった訳だから、潤平とのキスに衝撃を受けるのも当然。彼には彼女しかなかった訳だから。その意味においては都は嫌な女を演じる損な役回りではあるけども、子供の頃と今とでは関係性も変わるか。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年6月11日
むしろ都にとって流鶯は愛情を抱く相手ではなく、あくまでも王子様であったのだろう。彼女が本質的に持っていた劣等感というものは、ヒロイン、お姫様にはなれないもの。最初から王子様とは釣り合っていない。故に潤平と付き合うのは、それは庶民同士での普通の恋愛なのだ。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年6月11日
彼女の子供時代も含めて過去を描くことで、現在の状況が明確になる。潤平が流鶯に抱く憧れよりも強い気持ち。流鶯を本物にするためには嫉妬に狂わせることも厭わない。これが都の覚悟だ。潤平はそこまでの覚悟はあるのか。それが問われる白鳥の湖。その出来や如何。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年6月11日
それにしても激烈だった祖母を描いていたからこそ、認知症が酷くなった祖母の気持ちを読み取れない微笑の凄み。一枚絵としての作画の説得力が見事。今回は所々演劇的な演出をしているのも効果的。現実の事象と心的な事象は異なる。現実的な題材をアニメでやる意義はここにある。良いものを見ました。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年6月11日