ジョーカー・ゲーム最終回見た。一人の男がスパイを辞める話を最後に持ってくる構成の面白さ。それまで個人的な事情が全くない怪物たちだったのが、一転この回は過去映像を挟むからどうしたことかと思ったらなるほど。生き延びることが至上命題とされるが、その代償として執着も捨てることにあった。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年6月22日
ある意味では人間の感情については機械の如くあれというのがスパイなのかもしれぬ、と思うと無常さも感じるのでした。第1話の背広で敬礼をするな、ということが最後に持ってきた辺り、やはり彼はスパイではなく軍人だったんだろうと思わされるのでした。満州に渡ってどうなったんだろうね…。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年6月22日
謎解きについてはちょっと説明ばかりではあったから物足りないのはあるけども、今回は謎解きではなくスパイの在り方といったものについて焦点を当てる話でもあるから展開としては納得。表情の作り方は流石の仕事振りでした。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年6月22日
全体を通してですが、戦前のスパイに纏わる色々を描いてあり、旧軍をシニカルに描きつつ、スパイにとって必要なことは何かを丁寧描いた作品でありました。絵作りとしては基本的には落ち着いたものになっていたし、また謎解きに当たる部分も説得力がありました。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年6月22日
勿論時代感もだけど派手なアクションがある訳でもないので地味だったことは否めない。でもだからこそキラリと光る作劇があるのです。特に黄瀬和哉さんの担当した回は是非見て欲しい一本。やはりIGはこういう作品への強みがありました。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年6月22日
物語としてはスパイたちの戦中の動向というのも気になるし、戦後どういう総括がされたのかというのも気になる点。なのでどういう形でD機関を閉めたのか、というところぐらいまでは見たい。続編あるかわからないけど期待しております。スタッフの皆様本当にお疲れ様でした。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2016年6月22日