名無しボウズ的アニメ徒然

Twitterで書いたアニメの感想を貼っています。

平家物語

平家物語 第11話 諸行無常

平家物語最終回見た。壇ノ浦の戦い。平家滅亡。やはり安徳帝入水は涙なしには見られない。そして助けられる徳子。我が子の死を見た上で生き残ることの辛さ。だが、彼女を助ける意思はあった。それをびわが見ていた。彼女が重盛の目を持った意味がここで生き…

平家物語 第10話 壇ノ浦

平家物語見た。物語はついに屋島の戦いを経て壇ノ浦へ。維盛入水は勇気のない彼が最期に見せた勇気というもどかしさ。妻も子も置いて先に死ぬというのは無責任にも思えるが、それほどまでに追い詰められていたということだろう。びわは平家の者たち全てを見…

平家物語 第9話 平家流るる

平家物語見た。びわと母親が再会する。しかし憧れの母は既に盲ていた。見えている内に探しに来て欲しかったというのは正直なところだろう。そうなると出来ることは祈ることだけとなる。母親が出来なかったことと、びわが平家の人達に出来なかったこと。それ…

平家物語 第8話 都落ち

平家物語見た。倶利伽羅峠の戦い、平家都落ち。木曾義仲の粗野さが目立つ。そんな大将が率いる軍であるから乱暴狼藉も行う訳で。これでは平家がいなくなっても同じだ、ということで頼朝たちが求められる前提にもなる。びわは母親探しで行ったり来たり。ここ…

平家物語 第7話 清盛、死す

平家物語見た。南都炎上、そして清盛の死。平家の色は赤色だが、赤い椿の花が落ちることで平家衰退を予感させる。そしてその象徴が清盛の死であった。熱病にうなされることが南都を燃やしたことと地続きという話はこの時代らしいもの。しかし清盛のやってい…

平家物語 第6話 都遷り

平家物語見た。福原遷都から富士川の戦いまで。人間五十年で有名な敦盛登場。彼の笛は伏線。福原での無聊をかこつ故に月見の宴を開く訳だけども、そんなことをしとる場合か、とは思う訳で。清盛は悪夢を見るようになる。この時代の夢はある種の託宣。彼も長…

平家物語 第5話 橋合戦

平家物語見た。治承三年の政変から以仁王の挙兵失敗まで。清盛のカリスマ性が見えるが、重盛亡き後の跡継ぎである宗盛が明らかな無能。重ね重ね重盛の死が平家の運命を決めたことを感じさせられる。平家の横暴で人々は恨む。徳子は板挟みであるが故に対立を…

平家物語 第4話 無文の沙汰

平家物語見た。平家終わりの始まりである重盛の死。びわは未来を見る者だったのが、今回から過去も見る者となる。第1話で両方とも能力を持っているのかと思ったけども、それは自分の解釈違いでした。これで諸行無常を見通せるキャラとして成立した訳です。維…

平家物語 第3話 鹿ケ谷の陰謀

平家物語見た。叡山の強訴に対して矢を射掛ける、鹿ヶ谷の謀略に対して斬首をもって報いる、こういった平家側の動きは権力維持の目的はあるが、同時に驕れる平家の象徴的出来事でもある。幸せな日々が終わりを告げた、という認識は間違いではない。戦の世に…

平家物語 第2話 娑婆の栄華は夢のゆめ

平家物語見た。当時の状況を説明する必要があるのでそういう台詞も多くなるのはしょうがないことだけど、それ故に後半の極力台詞を省いた落飾した白拍子たちのシーンがクリティカル。清盛に利用されるだけの女性たちの姿に切なさが。その極めつけが徳子の入…

平家物語 第1話 平家にあらざれば人にあらず

平家物語見た。古典の翻案。第1話は平家に非ざれば人に非ず、という驕れる平家一門の姿と、惣領たる重盛の苦悩を対比的に描く。印象的なのはオリジナルキャラであるびわと重盛のヘテロクロミア。カット割りを見ても分かるように、左目は過去を見、右目は未来…