平家物語見た。古典の翻案。第1話は平家に非ざれば人に非ず、という驕れる平家一門の姿と、惣領たる重盛の苦悩を対比的に描く。印象的なのはオリジナルキャラであるびわと重盛のヘテロクロミア。カット割りを見ても分かるように、左目は過去を見、右目は未来を見る。そういう重盛だから行末も分かる。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年1月13日
平家が滅亡することは事実だし、徳子は安徳天皇と共に入水する未来も間違いない。こういう未来になるのも、重盛が早逝してしまったからではあるけども、父親清盛
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年1月13日
の暴走を止められないひ弱な重盛のせいとも言える。第1話としては平家の傍若無人振りを示すことが出来た。
ただ上手いのはびわを重盛の家で養うこととしたことで、平家側についてもそこには子供たちがおり、悪行三昧の生活をしていた訳ではないということ。故に盛者必衰であり、諸行無常であるとも言える。平家に泣かされた者にとってみては、子供でも許されない非情さはあるのだ。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年1月13日
その点では頼朝、義経兄弟を生かした清盛の痛恨事とも言えるのですが。作画スタッフもしっかり揃えてあって、作画の丁寧さに唸る。コミカルなシーンとシリアスなシーンのバランスも良かったです。平家滅亡をどのように描き出すのか、次回以降も楽しみ。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2022年1月13日