ルパン三世見た。押井守さん脚本回再び。大英自然史博物館に収蔵されたダーウィンの進化論を証明した鳥の真贋から、進化と神との話を入れ込ませる興味深い1本。ダーウィンがして見せたのは神の否定であったが、実は堕天使ルシファーは実際に存在していた・・・。つまりは進化論の虚偽を示そうとする。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2021年12月19日
不二子が博物館に侵入した際のハッキングシーンがデータと現実とをゴチャ混ぜにしたような演出にする辺りから、この物語の現実と空想とに翻弄される。その極めつけは冒頭と最後のシーンを意図的にリフレインさせること。はたしてこの物語は本当に不二子が経験したものであったのか。押井脚本の醍醐味。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2021年12月19日
劇中いいセリフだったのは、泥棒は美とか人の心とかそんな分かりにくいもののために身体を張るのは御免だ、というもの。宮崎的ヒーロールパンではなく、ピカレスクたるルパンを描きたい押井さんの本音も見える。今回も充分に満足した一本でした。次回はまた本筋に戻ります。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2021年12月19日