呪術廻戦見た。夏油が何故ああなってしまったのか、という話。きっかけは友達だと思っていた五条悟が最強になってしまったこと。そこから始まるレゾンデートルの喪失。人生の目的を失った彼が見出した新たなレゾンデートルが非術師の抹殺というのは、短絡的ではあるが納得は出来る。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2023年8月5日
いや、納得させるだけの作劇を見せた、という方が正しいか。前回からの五条との断絶の演出もそうだけども、非術師である信者の当事者になろうとしない無責任さ。そしてそんな彼らと同じ画角に入れられる夏油。それは電車の中でも同じ。ここでは最強の五条との比較がされる。夏油、お前もモブなのだと。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2023年8月5日
人間は誰しもそれぞれの人生があるし、スペシャルになりたいと思っているもの。しかし生きている間にそれが無理なのだと悟って小市民になっていく。そういう生き方が出来なかった男、それが夏油傑だった。なまじ力があったからこその悲劇。そんな彼の絶望が分からないのが五条悟という男でもあった。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2023年8月5日
新宿の雑踏の中での五条と夏油の会話シーン、モブキャラなのに余りにもそれぞれが丁寧に描かれすぎている。その意味はモブそれぞれの人生があることを示している。そんな彼らを殺すことを決意している夏油の覚悟が見える。そして止めることが出来ない五条の躊躇。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2023年8月5日
五条が夏油を止めたいと必死なのは、彼がサングラスをしていないことからも分かるし、冒頭彼の顔を見せない演出もこういうところで効いてくる。また、夏油は止められないのも分かっていた筈。モブに個性を持たせることで、夏油を止める際の被害者になることの意味が出てくるからだ。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2023年8月5日
モブが上手からの移動、五条と夏油が下手からの移動、というのも上手い。これではまるでモブキャラに未来があるようではないか。派手なアクションシーンはないけども、アニメとしての映像の意味があるカット。ここに御所園翔太さんの凄さを見ました。今回で過去編は終了。閑話前後編、総集編?
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2023年8月5日