宇宙よりも遠い場所見た。報瀬が南極に行く目的は何だったのか。それは母親の死を受け入れるということ。しかし実際に行ってしまってからは、それに躊躇してしまうというのはよく分かる。覚悟を決めると言うのは簡単だが、現実に直面すると難しい。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2018年3月21日
だからその覚悟を決めるための行為が、今まで貯めた100万円を数えることというのが印象的に描かれる。何のために南極に来たのかを確認する。また友情の描き方も素晴らしくて、報瀬たちの友情と貴子たちの友情は相似形。だから吟の気持ちも漸く報瀬も気付けるというもの。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2018年3月21日
そして貴子の遺したものを探すマリたち、というシーンも印象的。多分彼女たちの気持ちは吟の持っていた貴子を探したい気持ちと同じもの。友達のために必死になれること。走るシーンからの作画も説得力がありました。こうした印象的なシーンを丁寧に経て、遺されたパソコンと対峙するクライマックスへ。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2018年3月21日
パスワードが報瀬の誕生日という母親らしさを見せてから、報瀬からの未読のメールが届く。そう、メールを読んでいないということは、既にこの世にいないという証左。報瀬の号泣が胸に迫る。母親の死を明確に受け止め、泣くことのなかった彼女が号泣する名シーン。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2018年3月21日
冒頭の観測気球が一つだけ飛ばされるシーンから、孤立だったり死だったりをイメージさせる映像だったけども、そうした不穏さを持ちつつ描かれた見事な話でした。さて南極へ行った目的は果たした訳だけども、彼女たちの人生は続きます。次回最終回、どのようなピリオドを打つのか楽しみです。
— 名無しボウズ (@nanashibouzu) 2018年3月21日